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2018/05/02 11:35

きじばとや特製うそつき襦袢、おかげさまで好評をいただいております。

初回も、4月の第2次オーダー分も、受注開始してその日のうちにご注文をお受けできなくなってしまい、お客様にはご迷惑をおかけいたしました。

「4月分のオーダーを本日から再開いたしました・・」というブログを書いている途中で、4月オーダー分も予定数いっぱいになってしまい、ブログもそこで止まっておりました。
次は連休明け後から、予約を開始したいと思っております。

繰り返しになってしまいますが、きじばとや特製うそつき襦袢は、既に半襦袢をお持ちの方などに合わせ、全部を必ずセットにせず、個別にご注文いただけるようになっております。
商品としては、以下のようになっております。

・半襦袢のみ
・替え袖+裾よけセット
・半衿つけサービス
・無双仕立てサービス

「もう半襦袢は持っているから、いいかな」という方には、『替え袖+裾よけセット』のみをご購入いただけるようになっております。
「半衿は自分でつけるから」という方には、半衿なしでお手頃にお求めいただけますし、「半衿つけ、苦手なのよね」「届いたらすぐに袖を通したい」という方には、半衿つけサービスをオプションとしてご注文いただけます。(ちなみに、品質の良いバイアス半衿を使っております)
「袖は単衣仕立てでじゅうぶん」「暑がりだから、単衣仕立ての方が好き」という方には、単衣仕立てのままお召しいただけますし、無双仕立てをご希望の方には、無双仕立てサービスをオプションとしてご注文いただけます。(ちなみに、柄などが入っていて、生地の表と裏の色が大きく違う生地の場合は、無双仕立てがおすすめです)

余分なものにお金をかけず、なるべく最小限にできるように。
抱き合わせ販売のような形で、お客様にご負担をかけたくない。
という思いから、このように分けております。
ご注文の際にはちょっとわかりづらいかもしれませんが、ご自分に合うかたちで、ご注文くださいませ。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。

ちなみに、初回ご注文分、第2次オーダー分でお届けさせていただきましたうそつき襦袢は、とても好評で、ほとんどのお客様から、嬉しいメールをいただいております。
「替え袖と裾よけの生地がとてもきれいでいい色で、気分があがります!」
「半襦袢がマイサイズだと、こんなに着やすいなんて」
「今まで、袖だけ変えていましたが、袖と裾よけが同じ生地なだけで、こんなに美しくなるなんて!」
「自分だけの襦袢が自慢で、お友達にチラチラ見せまくっています(笑)」
「あんなに苦労した衿が一発で決まって驚いています」
「襦袢ひとつ変えただけで、着姿がこんなにきれいになるなんて!」
「今まで襦袢でこんなに気分がアガることはありませんでした。鏡の前でニヤニヤしています」
「和裁士さんが半衿をつけると、こんなにきれいにつくんですね!衿元のきれいさが段違いです」
などなど・・・本当に嬉しい限りです。

きじばとや特製うそつき襦袢は、とにかく和裁士さんの腕が素晴らしく、ただマイサイズだというだけでなく、皆さんからいただきましたサイズを見て、「この人はこういう体型なのね」と考えて、さらに細やかな工夫をして、仕立てられています。
なので、着やすいだけでなく、衿も抜きやすく、決まりやすく、着姿がとてもきれいになります。
どのような工夫かは、ちょっと秘密で・・・と書くとカッコイイのですが、単にイイダの和裁の腕では理解できないレベルなのです(汗)
とにかく着ていただければお分かりになるかと思います。
「子供の頃から、着物を着ることは特別ではなかった」「着付けも和裁も習うものではなく、日常の生活の一部としてやることであった」という和裁士さんだからこそできる、お仕立てです。
イイダはもう、この襦袢以外は着られなくなりまして、洗い替えもほしくて、半襦袢は2枚持っています。
本当はもう1、2枚ほしいのですが、毎回初日の夕方には予約枠がいっぱいになってしまうので、和裁士さんが忙しすぎてイイダの分のオーダーをねじこめません(汗)
 
襦袢を着たときの着姿が、そのまま着物の着姿の完成形につながるわけなので、その襦袢が、過不足なく、着る人の体に合っていることがとても大切なのは、言うまでもなく。
でも、それだけではなく、『その人の体型に合わせて、着姿をより美しくするための工夫』が入っているのが、きじばとや特製うそつき襦袢の特長です。
「このうそつき襦袢は、きじばとやさんが考案されたものですか?」と時々聞かれますが、決してきじばとやが考案したわけではありません。
二部式襦袢はずっと前から普通にありましたし、袖と裾部分を揃いの生地にしたものも、たくさん売られています。
半襦袢と、替え袖と裾よけ・・・という組み合わせも、以前からあります。
替え袖と裾よけが正絹というものも、以前からあります。

ただ、きじばとや特製うそつき襦袢が違うのは、
・完全オーダーであること(それなのに、このお値段!!)
・替え袖と裾よけに使う生地が、イイダセレクトの、一点物の正絹であること
・仕立てる和裁士さんが、とにかくすごいこと
です。

そういった意味では、特別な襦袢です。
他のどこにも、同じものは作れないと思います。
「先生、私、こういうのがほしいんです」「なるほど、例えばこういうの?」
「先生、ここはもっとこうしてほしいんです」「それなら、ここはこうしましょう。さらにこうして、こう・・・」
「先生!こんな生地ってどうでしょう。でも、柄が難しいですか?」「素敵だと思うわ。じゃあ、ここの柄はこうして繋げましょう」

和裁の知識が乏しいイイダが、思いのままに投げつける希望を、経験豊富でセンス抜群の和裁士さんが、もっと素敵に形にしてくださってでき上がったのが、きじばとや特製うそつき襦袢です。
似たものはたくさん世の中にありますが、どんなに探しても、私が本当にほしいものは、どこにもありませんでした。
ずっとそれが悔しかったのです。
大好きな着物や帯を着ても、襦袢は納得してない。
愛着ある襦袢を着たい。
どうでもいいものは、身に着けたくない。
着やすくて、着姿を美しくしてくれる、私を助けてくれる襦袢がほしい。
そして、できれば、きれいな色、きれいな柄のものを着たい。

袂からのぞく、襦袢の袖を見るたびに。
袖は素敵なものにしたけれど、そっけない裾よけをつけるときに。
いつも感じていた、「納得してない」という気持ちを、ようやくかたちにできました。
きっと同じように思っている方もいるはず。そんな方々に、お届けしたい。
そんな気持ちで、きじばとや特製うそつき襦袢をつくっています。

和裁士さんには、元気で長生きしていただかないと本気で困ります!!
(と言いつつ、休むヒマもないほど仕事をお願いしてしまうイイダなのですが)
 
ちなみに、きじばとや特製うそつき襦袢を作っていく中で、和裁士さんもイイダも驚いたことがありまして。
「この生地が、こんなに化けるとは!!」ということが起きるのが、この襦袢の面白いところで。
一見、地味でおとなしめな生地が、襦袢にした途端に大化けすることがあります。
和裁士さんのお宅に受け取りに行った際、テーブルの上にのる襦袢を見た瞬間に、息をのむこともしばしば。

ですが、長くなりましたので、生地選びのお話は、また次に。
きじばとや特製うそつき襦袢、おすすめです!と言いつつ、そんなにご注文を受けられなくてスミマセン!!
和裁士さんもイイダも、夜なべしてがんばっておりますので、どうぞ気長にお待ちいただけますと助かります。