正絹 雲井鼠に刺繍のなごや
淡い色に刺繍が美しい、正絹のなごやです。
地は雲井鼠(くもいねず:明るい灰)で、淡く青みがかったグレーというと近いでしょうか。
画像では少し赤みがかった色に写っていますが、実際は赤みは強くありません。
和の色辞典では、「雲居とは、蜘蛛のあるところほどかなたの遠いところ。すなわち宮中を意味し、尊さを強調している」とあります。
遠いところの雲を見るような、淡いグレーをイメージしていただけると近いかと思います。
柄のところは温かみのある乳白のぼかしになっていて、花がやわらかに浮かび上がります。
かわいらしい刺繍ですが、深く抑えた色で、またとても上品な柄ゆきになっていますので、かわいくなりすぎず、年齢を重ねてもお召しになれる帯になっています。
とても繊細で美しい刺繍で、いくら眺めていても飽きることがありません。
光があたると糸が輝き、蕾のひとつひとつが見えてくるようです。
前柄は片方だけにほどこされており、関東巻き(反時計まわり)で締めないと前柄は出ません。
状態はとても良く、淡い地色と刺繍が入っているのに、よごれやしみもなく、糸のほつれもみられません。
おそらくほとんど着用されなかったのではと思われます。
とても美しくかわいらしい帯です。おすすめです!
【長さ】361センチ
【幅】31センチ
商品番号:o20082626
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¥33,000
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