淡い陰影が美しい、白大島の単衣です。
居敷あてはついておりません。
明るい白地に、紫がかった灰、ごく淡いベージュ、薄墨の柄が織られており、不思議な陰影となって浮かび上がります。
光のあたり具合でモノトーンに映ったりほのかに色が見えたりと、シンプルなようで表情のあるお着物です。
色の印象としては、和の色事典でいうと雲居鼠（くもいねず:明るい灰）が近いかと思います。
右袖の袖口近くに、ごく薄い小さなしみがあります。また、着用はされていたようで、袖口にも薄くしみがあります。（画像でご確認ください）
いずれも悉皆屋さんでお手入れしてもらえばきれいになると思いますし、袖口近くのしみに関しては、色柄と位置のため、着用すれば気づかない程度のものになります。

先にクリーニングに出して秋単衣のシーズンに棚におのせしようかと迷いましたが、USED品に慣れた方ですと汗をかく春単衣の時期はこのまま気兼ねなくどんどん着て、夏の間に悉皆屋さんできれいに丸洗いしてもらい、秋単衣の時期にさっぱりとして袖を通す・・・という方も多いので、お値段を抑えて棚におのせします。
年齢を重ねても長くお召しになれる色柄ですし、帯とも合わせやすく、こういった色柄の単衣はかなり重宝するかと思います。
なかなかない白大島です。おすすめです！

商品番号:k24050903

【肩身丈】162センチ
【裄丈】63センチ
【前幅】23センチ
【後幅】29センチ
【袖丈】49.5センチ

【コーディネート内容】
帯：正絹　璃寛茶の夏なごや（o24050915）
帯揚げ：正絹　夏の帯揚げ（参考商品）
帯締め：正絹　銀鼠の三分紐（参考商品）
帯留め：ワイヤーワークの帯留め（参考商品）