きものセレクト 

2016/11/24 15:40

こんにちは、きじばとや店主イイダです。
なんと今日、きじばとやのある埼玉は、初雪&初積雪です。なんと54年ぶりだそうです。
こんな日は、外に出ないでせっせと店内仕事をしてすごしています。

実は、夏にたくさんのご注文をいただいてすっかり寂しくなっていたはぎれの棚をにぎやかにすべく、きじばとやでは最近新しい試みをはじめました。
といっても、別に難しいことではないのですが・・。


今までは、帯揚げや半襟に使えるはぎれが入荷するのを待っていたのですが、これだとなかなか良いものが入らず、たくさんのお問い合わせをいただきながらも、お客様にご案内することができずにおりました。
それとは別に、仕入れのときに「あっ!これ、素敵!!」という着物に出会っても、ひろげてみると、「あっ・・・目立つシミが」「裾が擦り切れてる・・・」ということがあり、泣く泣く諦めて棚に戻すことがありました。
が、仕入れから戻っても、「あの着物、素敵だったなあ・・・」と心に残ることがしばしば。
「あの着物、あんなに素敵だったのに、あのままでは誰にも着られずに、そのうち処分されてしまうのでは」そう考えると、とても寂しい気分になりました。

そこで、きじばとやでは、「はぎれがほしい」というお客様と、「このままにするのはもったいない」という私の気持ちとを繋げる一手として、もう着ることのできなくなった着物や襦袢たちを帯揚げや半襟にすることにしました。
ほどいて、洗って、アイロンをかけて・・・という手間は大変かかるのですが、このままでは誰の手元にもいけない着物たちに、なんとかして次の人生を歩んでもらうために、イイダががんばってみることにしました。
正直いいますと、これだと全然儲からないですし、手間ばかりかかってイイダが疲れるのですが(正直に言いすぎ)、でも、素敵な着物たちをなんとか次の持ち主に届けたい!という思いから、試験的にやってみることにしました。
あんまり反応が薄いとイイダの心が折れてしまうので、いずれやらなくなるかもしれませんが・・・。(さらに正直に言いすぎ!)

そんなこんなで、雪にとじこめられた今日、たくさんのはぎれができました。

  
 
どれもこれも、とても素敵です!
特に面白そうなのは、1枚目の画像の中の、右から2番目のはぎれ。

↓この真ん中のはぎれです

抹茶色と茶の絞り風の生地なのですが、これがとても味わい深くていい色なのです。(画像より、もう少し抹茶色です)
袖の真ん中と共衿に、取れそうにない目立つしみがあったのではぎれにしましたが、本当に、終わりにするにはもったいない着物でした。
無地の紬に渋く合わせるもよし、かわいいコーデの中にアクセントにして合わせるもよし。
袖の部分が2枚ありますので、うそつきの袖にするというテも良さそうです。
これはとても素敵で、先行してお知らせした予約待ちのお客様から、すでに150*35のサイズは2枚、予約が入りました。(繋げて兵児帯にされるそうです。素敵な帯になりそうです!)

それから、↓こちらの上の、アイボリーのはぎれ。
もとは長襦袢だったもので、アイボリーに菊の地模様が入った、とても美しい綸子のはぎれです。
光の加減で菊の地模様が浮き出てきて、とてもとてもとても!美しいです。
この画像は、雪の明かりで白っぽく写っていますが、実際はもっとやわらかいアイボリーで、肌をとてもきれいに見せてくれます。
こちらも、半襟サイズはすでに1枚、予約をいただいております。
本当に美しいです!

お天気が良くなったら個別に商品撮影をして、もう少し実物に近い色が出るようにして棚にお載せしますが、それまでに気になるものがございましたら、ご遠慮なくメールにてご連絡くださいませ。

こちらのはぎれ、半衿や帯揚げなら、加工せずにそのままお使いになれます。(はぎれですのでふちはかがられておりませんが)
ちょっと腕に覚えのある方なら、加工して・・・、たすき、腰ひも、帯締め、シュシュ、くるみボタン、バッグ、兵児帯、ヘアアクセ、巾着、バッグ・・・いろんなものの素材としてお使いにもなれます。
今後、「こういう色柄の生地のはぎれがほしい」「こんな長さのはぎれがほしい」「この着物に合う半衿がほしい」などございましたら、CONTACTよりご連絡くださいませ。
また、はぎれ候補の着物たちがまだ倉庫に控えておりますので、ご希望の方には、先行して生地画像をお見せすることもできます。リクエストのあった着物から、はぎれにいたします。
せっかく手間をかけるのでしたら、どなたかの手元に届くものをおつくりしたいと思います。

何度も言いますが、あまりにも反応がないとイイダの心が折れますので(笑)、どうぞご遠慮なく、リクエストくださいませ!