2017/03/23 16:51

こんにちは、きじばとや店主イイダです。


私事なのですが、今週末(つまり明日です)に、息子の卒園式に出席します。
息子は2歳になる前から保育園に通っていますので、5年もすごした保育園を卒園するのは、喜ばしいことでもありますが、なんだか寂しくもあります。

ということで、久しぶりに(着物屋のくせに!)着物を着ようと思いまして。
最近本当に忙しいのですが、仕事の合間になんとか1時間の空き時間を作り、軽く試着しました。
はじめて袖を通す着物でしたので心配でしたが、なんとかなりそうでほっとしております。
イイダは大体15分で着付けを終えますので、1時間のうちに3回ほど練習できるのですが、新たな課題に目覚めてしまいました。
表題に書いているのでもうお分かりかと思いますが、補整です。
今回着るのは色無地なので、余分なしわなど出ると目立ちますし、体の線が出やすいので、とても気を使います。今までの補整にさらに工夫を加えて、すっきり着られるように考えて練習しました。

イイダはあえて、『補正』ではなく『補整』という文字を使うのですが、まさに目指すのは、『補い、整える』補整です。
「私は補整はしないわ~。暑苦しいし。おはしょりとかで十分やれてるし」という方も多いかと思いますが、実はイイダから見て、大半の方に足りてないのは、補整です。
きじばとやの着付けレッスンでのご相談内容で一番多いのは衿元なのですが、実は、大半の方に、補整についても追加アドバイスを毎回させていただいております。
ちなみにイイダは恥ずかしながら、ぽっちゃり体型&下腹ポッコリスト&ボリューミーヒップ&ミニマリストバスト(よくわからない表現)なので、一見補整がいらないように見えるのですが、腰の後ろとデコルテ部分と、アンダーバストに補整しております。
「いろいろやったら、結局太って見えるんじゃない?」という疑問もあるかと思いますが、そうならないようにするのが『補整』です。

補整の考え方は、『出ているところは抑え、引っ込んでいるところは補う』ことです。
「そんなの当たり前!知ってる!」という声が聞こえてきそうですが、でも、できてる人って少ないんです。
街で見かける着物姿の方を見ると、「ちょっと!これこれ!ちょっとこのタオルを、そこに入れてみて!絶対きれいになるから!!」と駆け寄りたくなってしまうのを、毎回おさえております。
補整した方がほっそりと見えますし、ちょっとボリューミーすぎるのがお悩みのヒップも、補整した方が目立たなくなるんです。
皆さん、胸元の補整はわりとやっていても、腰まわりの補整ってあまりしてない方が多いような気がします。
でも、お尻にボリュームがある方ほど、補整でぐんときれいになるんですよ。

イイダの体感ですが、着付けの悩みには、いくつか段階があると思っています。
まず、自力で着られる段階になって、最初に悩むのは時間でしょうか。

着物で出かけるために、何時間早起きしなくちゃいけないの! という段階があり。
  ↓
帯が帯が・・・帯をきれいに締めたい! という段階になり。
  ↓
帯揚げ、帯締めなどの小物をきれいにしたいな、という心の余裕ができてきて。
  ↓
衿元、もっときれいにしたい・・ などの、美しさやかっこよさを追求する段階になり。
  ↓
裾つぼまり、もっときれいにしたい・・ など、一見地味だけど大事なところにようやく目がいき。
  ↓
衿もできてる、裾つぼまりもできてる、でも全体にすっきりしない・・・。
目指す着姿に、どうすれば近づけるだろう?(←ココで補整が出てくる!!)


という感じで、意外と皆さん後の方で重要性に気づく部分だと思うのです。
補整、地味だし面倒だけど、大事ですよ。

ちなみにイイダの補整道具は、自作補整ベストと自作の腰ベルトです。
自作はちょっと・・・という声もあるかと思いますが、市販の補整下着も腰ベルトも個人の体型に合わないので、結局「肝心なところに足りないくせに過剰な部分が発生する補整」になってしまい、それが「太って見える補整」に繋がることが多いので、結局自作に落ち着きました。
ちなみにイイダはおそろしいほどの不器用で、ゼッケンつけがあまりにもナナメってひどいので、寝ている間に夫にやり直された、という屈辱的な過去もあるほどの、お裁縫ダメダメ女なのです。
そんなわたくしでも作れる補整ベストですから、とにかくシンプルなものです。コツなどはなく、要するに、デコルテや背中に補整のための綿やタオルをあてて、ずらさないようにできればそれでいいので、たぶんどなたにも作れます。
腰ベルトに至っては、温泉タオルと腰紐をざく縫いして繋げただけのもので、たぶん几帳面な掃除好きのお母さんなら「なにこのゴミ」って捨てそうなくらいヨレヨレの出来具合ですが、自分の体型に合わせた最小限の分量なので暑苦しくもなく、重宝して使っております。
作り方についてはこちらで書くのは難しいので、ご希望の方にはきじばとやの着付けレッスンで、実物をお見せしております。(その代わり、「なにこの縫い目!小学生?」とか言ったらもう見せませんよ)

みなさんもお時間のあるときに、自分の着姿を鏡で良く見て、補整について考えてみてください。
特に、両脇や背中にしわが出てしまう方、お尻が目立ってしまう方、帯の上下にしわや段差ができてしまう方。それは補整できれいになります。しわがなくなると、ほっそり見えます。
補整で着姿、一気にきれいになると思いますよ!

さて、明日なんですが。
イイダは『動物の親子が一緒に歩いているのを見ただけで泣いてしまう』ほどに涙もろいので(笑)、明日は保育園の伝説に残るくらいに号泣しそうで心配です。
もうすでに、バッグに手拭い2本とハンカチ2枚とハンドタオル1枚を入れました。
泣くの前提で、もうアイメイクせずに行こうかなどと本気で悩んでおります。(そんなわけにはいきませんよね)
なにが怖いって、イイダは仕事をしておりますので、卒園式が終わったあとも、もう1週間、3月いっぱいは息子はまだ保育園に通うのです。伝説レベルに号泣したら、翌週からどんな顔をして保育園に行けばいいのかわかりません(@_@)
あーーー、どうしよう。と、悩ましい木曜日です。