臨時休業のお知らせ

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2020/11/18 15:27

こんにちは、きじばとや店主イイダです。

最近いくつか、商品についてのお問い合わせの中で、着物に関する質問を受けることが続きまして。
他にも同じような疑問をお持ちの方がいらっしゃるだろうなと思うこともあり、せっかくなのでブログに書いておこうかなと思った次第でございます。
最近、はじめてのお客様も増えてきて、ご注文時の備考欄などに「ブログも楽しく読んでいます」とか書かれておりまして。もうセールのご案内と年末年始と夏のお休みの記事ばかりで申し訳なく思っておりましたので、ブログの更新ももうちょっとがんばろうかと・・・。

読んでくださっている方がいるとは思いもせず!!スミマセン!!(@_@)
 
 
そんなこんなで、今回は「染めの着物に織りの帯」についてです。
「織りの着物に織りの帯じゃだめなんですか??」
「染めの着物に染めの帯は間違いでしょうか??」
「・・・でも、染めの着物に紬の織りの帯を合わせないですよね??どういうことなんでしょう??」
そう思っちゃいますよね~。わかります!!

これはですね、要するにですね。
ここでいう「染めの着物」というのは、ちりめん地などに染められた、高級な着物・・・ざっくり言うとフォーマル的な着物のことです。昔は染めの着物って、高くて庶民が着られるようなものじゃなかったんですよね。お祝いごとなどのフォーマルな席に着ていく着物でした。
で、こういうのに合わせる「織りの帯」ってどういうものか??そう、金糸銀糸などを使った、豪華な織りの帯ですね。
これが「染めの着物に織りの帯」ということです。
なので、染めの着物に染めの帯はダメ、ということではないのです。
「んまー、素敵ねえ。染めの着物に織りの帯・・・」「お祝いごとだからね、染めの着物に織りの帯、ウフフ!」
そういう意味での、「染めの着物に織りの帯」。なのです。
でもなんか、ちょっと検索すると諸説あるっぽいような、ないっぽいような??
でも私の子供の頃からの認識は上記のとおりです。私の親世代の着物関係者も同じように話されていましたし、話としても筋が通るなあと思います。
・・・だって、染めの着物に染めの帯、相性いいですよ??あれを禁止されたら困りますし、「うわー、それダメ、常識的にありえない」って組み合わせじゃないですもんね。
染めか織りだけでくくる方が、話に無理が出るんですよね・・・。
 
 
ちなみに上記の派生で、よく「この着物にこの帯は合わせていいんでしょうか?自分ではわからなくて・・・」という質問をいただきます。
そんなとき私はいつも「わからないときは質感を合わせてみましょう」とお答えしています。

光沢のある綸子には、ざっくりとした紬の帯よりも、塩瀬の帯なんかが合いますよね。
ざっくりとした紬には、光沢のある綸子の帯よりも、やはり紬の帯が相性が良いですよね。
また、おしゃれな小紋に帯などを合わせるときも、それぞれが持つ「雰囲気の格」のようなもので考えると良いと思います。

または、洋服に置き換えてイメージしてみる。
紬はデニム、綸子はシルクのブラウス・・・みたいな置き換えも良いかもしれません。
シルクのブラウスには、やわらかなスカートが相性がよさそうです。着物で言うと、ちりめんの帯とかが近いでしょうか。
ざっくりとしたデニムには、やはりカジュアルなコットンのシャツがしっくりきます。紬には紬の帯がよく合いますよね。
そんな風に考えると、ご自分でコーデするときも考えやすいかと思います。

例として・・・。

↓織りの着物(結城紬)に織りの帯(紬)         ↓染めの着物(浜ちりめん)に、染めの帯(塩瀬)
  

質感を合わせると、しっくりきます。
「染め」とか「織り」とかの条件付けで考えると記号的になりがちで、「???」となることもあるかもしれません。
そんなときは、質感で考えた方がイメージしやすいこともあります。

 
ということで、「染めの着物には織りの帯しか合わせちゃいけないのですか問題」(問題?)でした!!