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2025/06/18 16:54

きじばとやイイダです。

すみません、日々のあれこれに追われ、ずっとブログを更新しておりませんでした><
今回は、ずっと書いてみたかったこと「同じ浴衣を、浴衣として着たときと、単衣として着たときを比べてみたい」です!

今年の浴衣は特に、襦袢と合わせて木綿の単衣として着ても素敵な色柄のものが多いです。それはつまり、着用期間が長い、ということでもあります。どんどん気温が上がってきている現代には嬉しいです!
自宅でお手入れできて、着用シーンが多く、アレンジの幅が広い・・・。それってもしかして、すごく素敵なことなんじゃないのかしら・・・!
ということで、私も今年の浴衣から一枚を買いまして、実際に着てみました。
最初は顔を出していたのですが、画像の都合で顔がドーンと出てしまうのが気恥ずかしく。顔をスタンプで隠しております・・・。


まずは襦袢と合わせて。
襦袢と合わせて、木綿の単衣として扱いましたので、帯は浴衣よりではなく、着物よりのチョイス。
今回は季節と色柄を考え、帯まわりが軽くなるよう、帯揚げはつけていません。

↓同じものを、襦袢なしで浴衣として着てみると・・・
撮影した時間が違うので、ちょっと色の出方が変わってしまってますが・・・。
白の半衿がなくなるだけで、衿元の印象が随分と変わります。ちょっと衿元がさみしくなりますよね。
さて、上記は分かりやすく帯を浴衣らしい白の博多織の半幅帯にしてみましたが、これだとちょっと寂しいですね。ということで、小物を足してみます。

↓三分紐と帯留めをプラスしまーす
どうでしょう。
半幅帯にはもともとブルーのラインが入っていましたが、そこに同系色のブルーの三分紐を走らせると、他の線も強く浮き上がってくるのが不思議ですよね。半衿がなくて衿元が少しさみしくなっても、帯まわりにアクセントを置くと、意外と衿元のさみしさも気にならなくなります。

窓から離れて、分かりやすいように色を落ち着かせた画像はこんな感じです。
いかがでしょう?
同じ浴衣でも、半衿、帯、小物で随分と印象が変わりますよね。
こちらの浴衣のような色柄でしたら、私なら春くらいから着ます。(実際に5月から着ています)
こんなモダンな色柄だったら、裾を短めにタイトに着て、ショートブーツを合わせて、帽子などと合わせても良さそうです。
秋にも着られる柄ゆきなら、ふっくらした半衿にして、同じく短めタイトに着てショートブーツと合わせ、短い羽織をジャケットのように合わせたり、ストールを巻いたりしても良さそうですよね。

ずっとやりたかった、「浴衣として着るか、着物として着るか」の比較。
どうでしょう?
最近は気温の高い時期が長くなってきて、着物でお出かけするのを躊躇してしまうことも増えてきたかと思います。そうなると、逆にこれまであまり着なかった現代浴衣の可能性が出てくる気がするのです。
最近は色柄も良いものが多く、季節を限定しない柄ゆきのものも増えてきました。以前なら「季節感があるのが着物なのに」という意見もありましたが、私はむしろ、これもひとつの「アリ」じゃないかなと思っています。
季節を限定せず、気楽に着られる着物があると、着物でお出かけするチャンスが増えます。汗をかいても洗えばいい。洗えると思えば、お出かけ先でのお食事でも、びくびくしないでいい。
気楽に着られる木綿の単衣としての、浴衣の可能性。
私はアリだと思います!

ああ、ここ数年ずっと書きたい書きたいと思っていたことを、やっと書けました・・・。