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2025/08/05 00:05
先日、地元の花火大会があり、多くの浴衣姿の女性たちとすれ違いました。
皆さんがんばって着てらっしゃいました!
主に若い女性が多かったのですが、皆さん思い思いに自分の好きな浴衣を着て、楽しそうに彼氏やお友達と歩いていました。
主に若い女性が多かったのですが、皆さん思い思いに自分の好きな浴衣を着て、楽しそうに彼氏やお友達と歩いていました。
それで、ふと思ったのです。
以前は浴衣にサンダルだと、残念な組み合わせにしか見えなかったのに、気が付くと割と違和感がなくなってきていました。
それはなぜだろう、と考えたのですが、最近は厚底のサンダルが増えましたよね。
以前はビーチサンダルや、洋服用のサンダルしかなかったので違和感があったのですが、今年は厚底の少しスポーティーなサンダルが増え、それが意外と浴衣と合わせても違和感が少なく見えるのです。
以前は浴衣にサンダルだと、残念な組み合わせにしか見えなかったのに、気が付くと割と違和感がなくなってきていました。
それはなぜだろう、と考えたのですが、最近は厚底のサンダルが増えましたよね。
以前はビーチサンダルや、洋服用のサンダルしかなかったので違和感があったのですが、今年は厚底の少しスポーティーなサンダルが増え、それが意外と浴衣と合わせても違和感が少なく見えるのです。
草履でもそうなのですが、履物には高さがないと着姿が貧相になりがちです。
腰から下が長いほど、着物や浴衣はすらりとかっこよく見えますので、草履や下駄の高さって結構重要だと思うのです。
それが厚底サンダルだと、高さがあっていいんですよね。
スポーティーなデザインだとどうかなと思ったのですが、下駄の鼻緒も結構ふっくらしているものも多いですし、下駄の厚みと厚底サンダルの厚みって結構近いものがあるんですね。
腰から下が長いほど、着物や浴衣はすらりとかっこよく見えますので、草履や下駄の高さって結構重要だと思うのです。
それが厚底サンダルだと、高さがあっていいんですよね。
スポーティーなデザインだとどうかなと思ったのですが、下駄の鼻緒も結構ふっくらしているものも多いですし、下駄の厚みと厚底サンダルの厚みって結構近いものがあるんですね。
「浴衣にサンダルなんておかしい!」「浴衣には下駄を合わせて!」といいたくなる気持ちはわかりますし、私も、浴衣にはやはり下駄が素敵だなとは思います。けれど、年に一度くらいしか着ない浴衣。浴衣を着るには、帯、小物類、バッグに下駄・・・と、必要になるものはたくさん。若いお嬢さんには、かなりの出費になるでしょう。そうなるとやはり、下駄を買うというのは結構きついだろうなと思います。全てを完璧に、「こうでなくてはいけない」としてしまっては、「じゃあ浴衣は無理ね・・・」となってしまいます。
あくまでも個人的なお出かけなのですから、そこはもっと自由であってもいいし、自由であるべき。
あくまでも個人的なお出かけなのですから、そこはもっと自由であってもいいし、自由であるべき。
浴衣や着物が今でも日常着のひとつであればきっと、時代と共に、サンダルと合わせることは選択肢のひとつになっていると思います。
私は腰痛持ちなので、下駄がはけません。なので浴衣には襦袢を合わせて足袋をはいて、クッション性の高い草履を合わせなくてはなりません。
これが、浴衣が日常着として今でも生き続けていればきっと、厚底の、歩きやすく腰に負担のないクッション性のあるサンダルを合わせる、というのがアリになっているはずだと思うのです。
今、浴衣にサンダルという組み合わせに違和感を感じなくなってきたということは、それは実は、着物文化にとって良いことなのでは?と思いました。
必ずしも「こうでなくてはいけない」ではなく、新しい可能性も受け入れて眺めてみる。
時代と共に変化する。それこそが文化なのだろうな・・・などと、彼女たちを見て思いました。
ちなみに!!
電車で隣になった20代半ばと思われるカップルの女の子!
白地に萩の柄の注染の浴衣に、真鍮色の博多半幅帯を合わせ、シンプルな白木の下駄を履いてらっしゃいました。胸元はきちんと抑えられ、衿はV字にならずにきちんと合わせ、衣紋は上品に抜かれ、おはしょりもスマート。
清潔感と上品で健康的な色気があり、これは彼氏くんは嬉しくてたまらないだろうな・・・!と、隣で感動しておりました。
白地に萩の柄の注染の浴衣に、真鍮色の博多半幅帯を合わせ、シンプルな白木の下駄を履いてらっしゃいました。胸元はきちんと抑えられ、衿はV字にならずにきちんと合わせ、衣紋は上品に抜かれ、おはしょりもスマート。
清潔感と上品で健康的な色気があり、これは彼氏くんは嬉しくてたまらないだろうな・・・!と、隣で感動しておりました。
その浴衣と帯を自分で選んだのか、あるいはお母さまか誰かに譲られたものか、自分で着たのか、あるいは誰かに着せてもらったのか・・・色々とお話を聞きたかったのですが、彼氏さんと楽しそうに会話してらっしゃったので、窓に映る彼女を眺めるのみとなりました。
彼女、本当に素敵でした・・・!
最近は現代浴衣にも素敵な色柄のものが増えましたし、一時期よりも甚兵衛を着た女の子が減って、浴衣を着ている子が増えた印象です。
もっともっと、みんなに浴衣を着てほしい。そしてそれが特別なことではなくなってほしい。
もっともっと、みんなに浴衣を着てほしい。そしてそれが特別なことではなくなってほしい。
それは無理な願いかなと思っていたけれど、もしかして、若い彼女たちの自由な感性が、何かを変えるのかもしれないな。そんな希望を感じた夜でした。