越後紬　煤色の総柄小紋　袷　泥染め

深い地に浮かび上がる柄が美しい、紬の総柄小紋です。
地は煤色（すすいろ：深く渋い橙）で、温かみのある深い焦げ茶というと近いでしょうか。
深い地に染められた柄が、光のあたり具合や着る人のうごきによって浮かび上がり、表情が変わります。高麗納戸（こうらいなんど：深く渋い青）、薄萌黄（うすもえぎ：明るい黄緑）がはっとする表情を見せてくれ、今様色（いまよういろ：淡い紅赤）がやわらかさを加えてくれ、なんともいえない絶妙なバランスです。
平置きにして見て見ると、一見柄ゆきが強いように見えるのに、トルソーに着せると全てが調和し、馴染んでくれ、落ち着いた印象になったのが驚きでした。
置いて見るのと着て見るのとでは印象が変わる着物というものはありますが、こちらはまさにそのタイプで、嬉しい驚きでした。
しつけこそついておりませんが状態は良く、おそらくほとんど着用されなかったのではと思われます。
裄は肩と袖に3センチずつ入っておりますので、両方から出してプラス3～4センチくらいは出せそうです。
なかなかない色柄です。おすすめです！

商品番号：k23110925

【肩身丈】168センチ
【裄丈】65センチ
【前幅】24センチ
【後幅】29センチ
【袖丈】49センチ

【コーディネート内容】
帯：正絹塩瀬　青磁のなごや（o23080927）
帯揚げ：正絹　深いチョコレート色のはぎれ（参考商品）
帯締め：正絹　深い緑と灰の帯締め（参考商品）