ぼかしが美しい、正絹の紋入りの単衣です。居敷あてはついております。
背に刺繍の一ツ紋が入っています。
地は嵯峨鼠(さがねず:赤みの灰)で、裾には薄黒（うすぐろ：暗い灰）、袖と後ろの裾には丁子煤竹（ちょうじすすたけ：明るく渋い橙）のぼかしが入っています。
嵯峨鼠はやわらかでやさしい色みですが、それを裾の薄黒が引き締めてくれ、袖の丁子煤竹が明るさを加え、なんとも絶妙なバランスの色づかいです。
ちょっとふしぎな生地感で、アップ画像をご覧いただけるとおわかりになるかと思いますが、様々な色の糸で織られていて、この色みになっています。
なのでシンプルな柄ゆきながらのっぺりしておらず、細やかな陰影と光の反射があり、なんとも美しく表情豊かで、見ていると色んな色が見えてきて、いつまでも眺めてしまいます。
どこかニットを思わせるふしぎな風合いで、さらりとした肌触りで、単衣の季節にとても気持ちよさそうです。
シンプルなようで地味すぎず、色づかいもとても上品で、合わせる帯でシックにも華やかにもでき、お茶などにも最適かと思います。
状態は良く、特に目立つ傷みはみられません。しつけこそついておりませんが、仕入れ時の状態を見ると、あまり着用されなかったのではと思われます。
なかなかない色柄です。丈も裄もありますし、春単衣にも秋単衣にも着られ、合わせる帯でコーデの幅も広いです。こういった単衣はとても重宝するかと思います。
とてもおすすめです！

商品番号:k25072918

【肩身丈】161センチ
【裄丈】65センチ
【前幅】24センチ
【後幅】29.5センチ
【袖丈】49センチ

【コーディネート内容】
帯：正絹綴れ　白鼠に花のなごや（o24101828）
帯揚げ：正絹　砥粉色の帯揚げ（参考商品）
帯締め：深い緑のビーズの帯締め（参考商品）